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雨季のシンガポールへ

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 連日空はどんよりとし、夕方になるとスコールが落ちてきた。ただ、何時に外出しても、バンコクより暑いことはなく、雨さえなければ快適に歩くことができた。

 不本意ながら、シンガポールに来るといつも、妙な安心感に包まれてしまう。大好きな街というわけでもないのに、心身ともにすっかり落ち着いてしまうのはなぜ〜?

 日々私はバンコクでそんなにストレスを溜めているのか、と悲しくなるが、思いあたることがないわけではない。知らず知らずのうちに、バンコクの街の混沌にほんの少しずつ疲労しているのだと思う。

 車の大洪水とアナーキーな運転(実はそれなりの暗黙のルールがあるけれど)。
 屋台と物乞いが同居し、さまざまな国の人が行き交う、壊れかけた歩道。
 高級ホテルやアパートに隣接するスラム。
 ひまそうなバイクタクシーの運転手たちの脇を通り過ぎる、運転手つきのベンツ。
 スーパーの棚に並ぶ、20バーツの国産品と同じ製品で200バーツの輸入品。
 昨日までの悪ガキ少年が、髪を剃り袈裟を着た途端に向けられるワイ(合掌)。

 ・・・などなど「何でもあり」だらけのバンコク。

 対してシンガポールは、どこもかしこも清潔で整然としていて、誰もが豊かで忙しそうで、均一感? に満ち満ちている。そして一様な感じというのは、こうも安心感をもたらすものなのだなぁ。

 しかし安心や快適も、丸1日もすれば飽きに変わってしまう。さらに、この街では、働いてお金を稼いで消費することが、人生のすべてのように思えて来る始末。もしシンガポールに住んだら、私自身は退屈で窮屈と感じるのだろう、と容易に想像がつくのだった。
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by chicorycafe | 2008-03-05 23:07 | ◆旅 〜 タイとその周辺