自転車をレンタルしてチェンセーンの町を走っていると、あちこちで遺跡と緑の木々に迎えられた。そのせいか、町全体の雰囲気がとても落ち着いている。
それを十分味わうには、サイクリングが一番。徒歩じゃハードだし、車じゃあっという間に通り越してしまう。
向かって左側の、てっきり遺跡かと思った礼拝堂はどうやら現役であるらしく、中では大勢の人がお参りをしていた。
きんきらきんのお寺より、こういう石の建築物の方が私は好きだなあ。
この少し先には、お堀を両側から囲むように城壁が続いている。城壁の内側はこれまた遺跡だらけ。緑も多く、吹き抜ける風が心地よい。
城壁に沿ってずっと走り、ゆるく丘を登って行くと、お寺へ続く階段が現れる。
タイ人は20分かかると言ったけど、気候のよい現在、ごくふつうの日本人ならば、10分もあれば登り切ることができる。階段一段一段の高さと幅がちょうどよいバランスで、楽に歩いて行ける。緑のトンネルも気持ちよい。
わくわくしながらお寺の展望台を目指したのに、この景色。チェンセーンの町が見渡せると聞いてたんだけどなぁ… (i_i)