『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』
表紙の写真を見るだけで、うら寂しい気持ちになるので
夫が読むのを遠巻きに見ていたのが、昨年秋の終わり。
ふと手に取ったら最後まで読んでしまった。
やはりどこまで読んでも、希望の光は見えず・・・。
かと言って「ダメな人」で終わらせるのもどうかと思い・・・。
結局言葉が出てこないけれど、ぐいぐい引き込まれたのは事実です。
『「生き場」を探す日本人』
「申し訳ないが、サクセスストーリーはほとんどない」という
前書きの最後の一行に、早くもありゃりゃ。
でもこちらは、夫や自分を映しながら読める部分もあって、おもしろかった。
タイでのロングステイについて、意外だったことがある。
ビザの関係で働けないため、日本の元気な「オトシヨリ」は物足りずに
早くに帰国してしまうことが多いらしい、という事実。
自分たちにフィットするタイ滞在の模索は、まだまだ続くのでした。