着物姿の色気を、極道映画の姐さん方や、吉原の花魁、永井荷風の小説、歌川国貞の浮世絵などから探った1冊。
正統派や大正ロマン風の着こなしにはピンと来ない(飽き足らない?)「色っぽい着物」なら着たい! という若い女子は大勢いるにちがいない。
今の世に出るべくして出た本かもしれないなぁ、と思う。
頭のてっぺんから足の先までこの本のとおりにしちゃったらコワいけど、一部分いただくのは結構おもしろそう。
着物が見直されて、今後、いろいろな選択肢が増え、誰もが自分のスタイルで着られるようになるといいな、と思う。
先日読んだ群ようこ氏の本では「昭和のお母さん」ふう着こなしがキーワードになっていたけれど、ほかにも、銀座のママや女将の着物ライフなどについても読んでみたい。