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カオ・ヤイ国立公園で野生を取り戻す

 バンコクから車で2時間半のカオ・ヤイ国立公園へ。涼しい季節を迎え、タイにもようやく、短いトレッキング・シーズンがやってきた。

 かなりワイルドな森を歩き始めて15分ほど経った頃、数メートル離れた草のガサガサいう音とともに、ほ乳類の声が聞こえる。襲われたが最期、無キズじゃ帰れない類の声だ。

 日頃バンコクでどっぷり文明に浸かった生活をしている私だが、さすがに一動物として、目が覚めた。やばい!! 全身の血液が逆流するような感じ。その瞬間から足取りが軽くなり、常にあたりを警戒しつつ、何かに遭遇してしまったらどうやって逃げるか、あるいは身をかわすかを考えながら歩いた。

 幸いその後はゾウのフンを見たり、小動物の動く気配がしただけで無事短いトレッキングを終えた。この国立公園内のトレイルはすべてゾウの通り道だというし、車の中からは、野生のシカやサルもたくさん見たし、滅多に姿を現さないものの野生のトラも生息しているらしい。そんなところを自由に歩けるって、日本じゃとても考えられない。

 コースそのものは道もはっきりしているし、森は広葉樹に蔓性の植物がからまり、足元はシダが生い茂るワイルドな雑木林で、何種類もの鳥や小動物の鳴き声が聞こえて、新鮮なトレッキングではあった。今回は夫と2人で歩いて、気に入れば平日に私ひとりで来てみようと思ってたけど、あそこをひとりで歩くのはキケン過ぎてだめだ〜。
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# by chicorycafe | 2005-11-12 18:36 | ◆旅 〜 タイとその周辺

フォー・ガー(鶏肉のスープ麺)は食べられず…

c0161046_22351174.jpg 今回は食には力を入れなかったけど、麺類好きとしてはベトナムでフォーをはずすわけにはいかない。スープはあっさりと鶏・・・のつもりが、入った食堂でないと言われ、仕方なく牛にする(写真)。

 その後別のレストランで鶏料理を頼んだ時にも、鶏のメニューはやっていないとのことだった。どうやら鳥インフルエンザの影響らしい。鶏を食べられないのは、私にとって非常に痛い。

 鳥インフルエンザの根絶を心から願う!
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# by chicorycafe | 2005-10-23 21:55 | ◆旅 〜 タイとその周辺

ホーチミンの人

 ホテルで朝食をとった後すぐにチェックアウトして、お昼の便でバンコクに戻ってきた。実質丸一日歩いただけで終わり。

 バンコク⇄ホーチミンは、フライト時間にして1時間半のご近所だが、まさに異国の地だった。ホーチミンはプーケットとほぼ同じ緯度にあるのに、まず、肌の色が全然ちがう。プーケットにいる人はバンコクの人よりかなり黒いけど、ホーチミンの人はバンコクの人よりかなり白くて、どちらかというと日本人に近いくらい。そしてホーチミンの人はみなさん、ほんとうに細い。タイ人だって世界的にはとても細い部類に入るだろうけど、タイに長くいる人によると、欧米の食が入ってきたせいで、ひと昔より肥満化してきているとのこと。そういえば、ホーチミンにはファストフード店がほとんどなかった。

 商売熱心なのは、何といってもホーチミンの人たちだ。ものを売ろうという気迫が、バンコクのそれとは比較にならない。道を歩いていると、たえず客引きが声をかけてくるし(そういえば、バンコクでは夜の歓楽街以外は客引きがいないなぁ…)。ただ、お店などで何も買わずに帰るときも、こちらがありがとうと言うと実にやさしく送り出してくれる。まあこれも、もう一度来店させるための手、という見方もあるけれど。

 バイクの洪水は10年前と同じだが、今回は1台のバイクに乗る人数が減っていると感じた。前回は1台に家族全員5人とか6人でまたがる姿があたり前、現在は基本的に1台にひとりか2人で、たまーに3〜4人乗っているのを見かけるという程度だった。バンコクにもバイクはたくさん走っているけど、ほとんどは客を乗せるバイクタクシーだ。そしてホーチミンでは女性も果敢にバイクにまたがり、一方、タイでは女性がバイクに乗る姿はあまり目にしない。やはりベトナムは中華系の男女平等の世界で、タイは働く女性は多いものの基本的に男女を区別する社会なのか。

 現在のタイでは、伝統的な民族衣装を身につけて歩いている人はおらず、独特の模様のタイシルクをスーツなどに仕立てて歩く女性をたまに見る程度だが、ホーチミンでアオザイはまだ健在。とは言っても、10年前と比べたら激減しており、女学生のほかは観光客相手の制服としての着用であるように思えた。こちらとしては、商売用であっても、ベトナム女性のアオザイ姿は惜しみなく見せてほしいと思う。細い体と細い手足を包むアオザイは本当に美しい。あ、アオザイに包まれたベトナム女性が美しいのか。きっとお互いがお互いを美しく見せているのだろう。

 タイでも10年前に比べれば茶髪やパーマヘアの女性が多くなったが、ホーチミンの女性も長くて真っ黒なストレートヘアを捨てて、茶色いウェーブヘアにしている人を少し見かけた。日本もタイもそうであった(ある)ように、ベトナム女性も今後長くてまっすぐな黒髪の女性は減っていくのだろう。

 バンコクに戻って、笑顔と「スキ」いっぱいのタイ人に接して、なぜかひと安心した。これじゃ今後の外国旅行が思いやられる。世の中タイ人以上に人あたりのいい国民はそういないんじゃないかと思うのだが。
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# by chicorycafe | 2005-10-23 21:48 | ◆旅 〜 タイとその周辺

ホーチミンを歩く

 日が暮れたころ、雨の降るホーチミンの空港に着いた。約10年ぶり、2度目のベトナムは、相変わらずの活気だけれど、前より洗練されたかな、という印象だ。でも大粒の雨が落ちる夜では何もわからなかった。

 ベトナム戦争当時の本を読みながら寝たら、サイゴンが爆撃され、陥落していく夢の途中で夜中に目が覚めた。とどろきわたった爆撃音は、どうやら部屋に隣接したボイラーかなにかの音だったらしい。古いホテルは思わぬ落とし穴がある。

 ホーチミンには歩道というありがたいものがあるので、今日は街を歩き回ることにした。主だった観光地は以前見ているし、今回はホーチミンの今を感じられればよい。

 昼間の日差しに照らされた街は、やはりこの10年で、ワントーンかツートーン明るくなっている気がした。道路と道に面したお店が整備され、走る車やバイクが立派になり、人々の服装もきれいになって、確実にあか抜けている。そして、以前は街全体が発展に向けて全速力で突っ走っていた印象だったが、現在はその速度がいくらかゆっくりになっていると感じた。

 昼過ぎに急に雨がサーと落ちてきてからは、降ったり止んだり、時々狂ったような暴風雨になったり、という天気だった。暴風雨でない時の雨は、バンコクより日本に近い降り方だ。ホーチミンはバンコクよりずっと南にあるのに、バンコクより少し過ごしやすい。雨が降っても傘をさす人はほとんどおらず、雨宿りを決め込むか、ビニールの合羽を着て徒歩やバイクや自転車で移動する人が大勢いるのは、バンコクにはない風景だ。

 街の中心地には、おしゃれなお店がいっぱいできていた。もともとがコロニアルな街だから、モダンでしゃれたお店が違和感なく風景にとけ込んでいる。10年前には米軍の置きみやげ?を並べた店ばかりが目に入ったが、今はそんなものどこにもない。むしろフランスの置きみやげを思わせるような、洗練されたショーウィンドウが目を引く。

 何年か前から、ベトナム旅行のコンテンツに雑貨を買うことがあげられていたが、これは今も健在のようだ。日本人の若い女の子が目の色を変えて、安くてかわいい雑貨を選んでいる。実際品物のレベルと価格とのバランスがすばらしく、この値段なら買っても良い、と思わせるものがずらりと並んでいる。ひとつのお店に「買ってよし」が10こも20こもあるので、逆に購買意欲が減退するほどだ。

 今日は5,000円ほどを両替して、高級ホテルでブランチを食べ、絵はがきと切手を5組、ししゅうとビーズのバッグを3つ、ししゅうの小物入れを10こ、ティーバッグ2箱、カマンベールチーズ1缶を購入し、2回フレッシュジュースを飲んで、まだバッグがひとつ買える額が余った。
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# by chicorycafe | 2005-10-23 00:04 | ◆旅 〜 タイとその周辺

ほっとできる国・シンガポール

 タイより赤道に近いシンガポールだが、なぜかタイより涼しくて過ごしやすい。1年中でもっとも暑い時期であるにもかかわらず。

 そして、海が近いせいか、空気(雰囲気の意を含まず)がリゾートっぽく感じられる。でも人々のテンポは速い。タイペースで歩く私は、シンがポーリアンに追い抜かされどおしだ。

 以前シンガポールに来たのは、10年くらい前と4年前の2回だが、今回シンガポールの女性がきれいに、おしゃれになったと感じる。たぶん、私の基準が甘くなったからだけではないと思うのだが…。

 いわゆるブランドものをほとんど買わず、持ち前の胃腸の性質上、連日の食べ歩きのできない私たちに、シンガポールはあまり相性の良い国ではないと思っていた。でも、タイから来ると楽しめる、というのは大発見だった。
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# by chicorycafe | 2005-08-16 22:22 | ◆旅 〜 タイとその周辺

『バンコクの妻と娘』

c0161046_04739.jpg 過去に旅行者の綴ったタイに関する本はいろいろ読んできたが、駐在員の書いたものには縁がなかった。

 今回探してみたところ、以前読んだことのある『バンコクの妻と娘』(近藤紘一・著)しか見つからないので、まあいいかと10年ぶりくらいに再読してみた。しかし、読み始めると「まあいいか」なんて言っては申し訳ないほどおもしろかった。

 この家族の滞在は20年ほど前のことになり、バンコク駐在の古き良き、そして優雅な時代が背景になっているといえるだろう。選ばれた人のみが派遣され、BTS(市内を走るモノレール)も地下鉄もなく、デパートやスーパーもなく、Eメールもなく、円の力もまだ弱かった時代。租界、特派員、熱病、などという言葉が遠い日の異国を思わせる。

 そんなバンコクを回想しながら、この家族の住んでいたソイ・トンソン(トンソン通り)を歩いてみたが、当時のアパート「チャニット・コート」はもう姿を消していた。地図には載っていたので、最近壊されたのかもしれず、残念このうえない。

 この通りには、古い建物はもうほとんどないが、緑と一軒家が多く、どことなく古くからの住宅街の空気が残されている。大通りから少し入ったところにある松の木や、悪臭を放つ運河というかドブ川などは当時と変わらないだろう。今のところ、私の知るなかでは、バンコクで一番趣のある通りかもしれない。 
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# by chicorycafe | 2005-08-11 20:01 | ◆本 〜 タイ

新空港を見学に

 ひまだったので、バンコクの新空港・スワンナプームを見に行ってきた。我が家からだと、現在のドン・ムアン空港より若干遠くなるようだ。当初の予定では昨年に完成しているはずだったが、現在のところは、来年中には完成すると聞いている。

 高速に乗ること約30分、「空港こちら」の立派な看板を過ぎてから、未舗装道や工事用道路のようなところを延々と走って不安になった頃、空港が姿を現した。

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 外観はすっかり整っているようだけど・・・

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 搭乗ゲートの翼の広がる建物をぐるりと回り込むと、管制塔とその周辺がまだまだ…。

 しかも、作業している人が少なく、思い切りのんびりした雰囲気だ。すでに納期を半年以上過ぎているというのに、人海戦術をとるとかそういう発想はないらしい。タイには働きたい人大勢いると思うんだけどな。


そしてさらに回り込むと・・・ 空港隣接のホテルのような建物も、今まさに建築中。

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 滑走路はほぼ整備されているように見えたが、空港周辺の道路が何より心許ない。

 BTS(市内を走るモノレール)の工事も、足かけ何年も続いていたが、この新空港、私の滞在中にオープンすることを願う。
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# by chicorycafe | 2005-08-08 18:14 | ◆旅 〜 タイとその周辺

Lonely Planet『タイ』(日本語版)

c0161046_0524790.jpg ここで今さら言うことでもないのだが、『地球の歩き方』の内容がおそまつになってから久しい。それでもほかのガイドブックに比べたら情報量が多いので、つい買ってしまうのだが。

 もちろんこのガイドブックの『タイ』と『バンコク』は手元にある。でも何かを調べる時はまず『Lonely Planet』を手にとるようにしている。

 『Lonely Planet』では『タイ』(日本語版)と『Bangkok』(英語版)を買ってきた。『タイ』では全870ページ中、タイの基本情報に約100ページが割かれている。残りの旅行情報のうち、写真は全部合わせても20ページあるかないかだ。そして執筆者の顔と名前と担当箇所がしっかり掲載されている。執筆者の個性はどうしても出てしまうだろうが、各観光地の客観的位置づけや、ポリティカリー・コレクトの範囲内での生きたコメントが載っているのもポイントだ。

 写真が多くて、ホテルとレストランとショッピングの情報中心の日本のガイドブック片手に旅行するのと、写真の少ない『Lonely Planet』の文字から異国の地を想像しながら旅をするのとでは、得るものに差が出るような気がしてならない。

 そこで提案。修学旅行で海外に行く高校では、英語版の『Lonely Planet』を生徒に読ませることにしてはいかが?(ここで言っても仕方ないけど)

 P.S. これだけ『Lonely Planet』を持ち上げておいてなんですが、レストラン情報については、日本人は日本のガイドブックを参考にした方が良い、と正直に申しておきます。 
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# by chicorycafe | 2005-07-23 19:51 | ◆本 〜 タイ