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『イサーンの旅』

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待ちあぐねていた本が、昨年暮れに出版された。

「何もない」といわれるイサーン(タイ東北部)に

どう200ページを割いたんだろう? と思っていたら

全体の半分以上を写真が占めていた。

イサーンの風景を一度にこんなにたくさん見たのは初めて。

著者が3年かけて取材して歩いたという

集中力が1冊に詰まっているように感じる。

ページをめくっていたら、自分のイサーン旅行の

いろいろな場面が思い出され、すぐにでも飛んで行きたくなってしまった


バンコクからイサーンに足を運んでいた頃、イサーンのガイドブックが欲しいと

常々思っていたので、この本が数年早く出ていたらなあ、と改めて思う。

定価2500円+税 ってことは、バンコクの紀伊国屋では4000円近いかな。


一読して、個人的には、クメール遺跡にはそこそこ行ったけど、

たくさん掲載されている現役のお寺の門をくぐったのは、ほんのわずかしか

なかったことに気づかされた。ちょっともったいなかった。

逆に、私があちこちで訪ねたり探したりした布についての言及はほとんどない。

また、鉄道の旅の記述も見あたらなかったような。

イサーンの食事の写真も、1ページにまとめられているだけ。


そんな内容の偏りに加え、必要な情報は網羅しながらもガイドブックにしては

緩慢で重量もあり、かといって紀行文ではなく、

どこか茫洋とした1冊、というのが正直なところかもしれない。

いつ始まっていつ終わったのかはっきりしない(そんなことは重要ではない)

タイの宴会のように「さりげない」造りこそが、タイらしいってことで


自称・イサーン好きの一員としてつい辛口になってしまったけど

画期的なイサーン本であることは事実ですとも、ええ。
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by chicorycafe | 2010-02-11 16:51 | ◆本 〜 タイ

『カティの幸せ』

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映画『カティの幸せ』のDVD(写真左)は、今回楽しみにしていたことのひとつ。

原作の童話が何か国語かに翻訳されてヒットし

ちょうど1年前に映画化された作品で、作者はアピシット首相のお姉さまにあたる。

実は福岡でも上映されたのだけど、まだ引越して来る前のことだった。


タイ人のSさんが買っておいてくれたものを、帰国してからPCで自宅観賞する。

タイ語が聞き取れないので、原書の日本語訳(写真右)を読み直してからいざ再生。


まず映像がとてもきれいだった。

アユタヤの水辺の家や農村、海辺の家、バンコクのアパートやルンピニ公園まで

緑と水と宗教性の豊かな風景がまぶたに刻まれる。

主人公の女の子・カティは、悲しい事実に直面しながらも、まわりの人の愛情に

支えられ、大人と子どもの間を行きつ戻りつして、幸せの方に歩み寄っていく。

9歳の女の子の視点で進むためか、テイストはさわやかでハートウォーミング。


原作でも物語は淡々と進むが、映画の方はさらに場面場面の明暗に乏しいので

近年のはでな展開の日本のドラマに慣れている人には物足りないかもしれない。

普遍的なテーマが伝わってくる一方で、私もどこか淡白な印象をもった。


もしかしたらタイ人の方が、さり気ない場面や会話からさまざまなニュアンスを

感じ取って、ひとつの物語として完成させる能力に長けているのかも

と思ったり、タイとタイ人を理解しようとするのは、改めてむずかしい〜。

特に幸せや悲しみの捉え方、それらとのつき合い方など、私にはまだまだだ。


タイ的見どころはたくさんあって、その意味では退屈しない。

個人的に新鮮だったのは、良い暮らしをする人たちの、料理や食事の風景。

屋台でなくても、卵焼きを作る時に超大量の油を使うんだ〜!(@@) とか

家でもお行儀よく食べる人たちは、肘をついたりしないんだな、とか

9歳の子どもたちが3段重ねのお弁当〜??(スカスカに入ってたけど) とか・・・


主人公役のプローイちゃんは、セリフは少なめながらしっかりとカティを演じていた。

映画『チョコレート・ファイター』で主人公の子役を演じていた時とは

また違う感じで、何ともかわいらしかった。短い前髪もキュート!
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by chicorycafe | 2010-02-08 18:10 | ◆映画 〜 タイ

バーン・ロムサイ・イチカワハウス

13か月ぶりのタイ。
寒い福岡からバンコクに降り立つと、汗が噴き出す。
「うわ〜、あっちっち!」と思うのは一瞬で、その後は縮こまった体が徐々にほぐれ
やっぱり暑い方がラクだわ〜、とほっとした。

その後のチェンマイではさらに気候がよくて、朝晩のからりとしたさわやかさが
体のすみずみに心地よさをもたらしてくれる。

さらに、お世話になったゲストハウス「バーン・ロムサイ」がとてもすてきだった。

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ほどよく手入れされた広大な庭
点在する4つのナチュラルなコテージと、趣味の良い備品類
テレビがなく、車道からも離れているので鳥と虫の声だけのBGM
敷地内を自由に歩き回る、人なつっこくて甘えんぼのネコたち
「自宅でくつろぐように…」というコンセプトどおりの、最低限のケア
街から遠く離れ、徒歩圏内に屋台さえないような場所・・・

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ここを訪ねて来てくれた友人とともにくつろぎ、日がなネコと遊んだ夫は
すっかりフヌケ顔になっている。

何もかもしてもらえるゴージャスなリゾートのホテルの対極にありながら
別の意味で、リゾートを極めたかのような満足感が残った。
好き嫌いがはっきり分かれそうな宿だけど、何もないのを好む私たちにはぴたりときた。

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by chicorycafe | 2010-02-03 21:25 | ◆旅 〜 タイとその周辺