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『ウィエン・ラコール・ホテルの日々』

c0161046_010946.jpg タイトルの響きのせいか「タイ王国紀行エッセイ集」として出版されていたことに、全然気づかなかった1冊。

 2002年から2005年までの間に、タイの日本語新聞とフリーペーパーに掲載されたエッセイがまとめられている。

 これは、バンコクで読むべきだったなぁ…。

 本文にタイ語やタイの地名などが当然のように出てくるので、これからタイへ行きたい人向きではないし、帰国後1年過ぎた私には、文章の温度がちょっと高い。

 旅情をかきたてられるというのとも、ちょっとちがう。

 あるいは、しばらくタイに行かずにいて、いよいよタイが懐かしくなった頃に開くと、胸に染み込んでくるのかもしれない。

 痛いところをつかれたのは、ハジャイを初めとする南部が予想外によかったという点。

 残念ながら私も南部に行きたいと思ったころには、小さなテロが頻発していて、リスク覚悟で行くべき場所になっていた。

 タイトルの「ウィエン・ラコール・ホテル」とは、北部のランパーンにあるとても居心地のよいホテルだそうで、少々ひかれている。

 イサーンの章で紹介されているホテルは、ほとんど私にも馴染みのあるところだった。
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by chicorycafe | 2009-05-31 00:38 | ◆本 〜 タイ

お見舞い

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 シャツのボタンをはずすと、放射線をあてる目印が見えた。

 テニスコートを2つくっつけたような、赤いライン。

 消えてしまわないように、何日おきかに上書きされるという。

 ラインを消せる日まで、あと3週間。
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by chicorycafe | 2009-05-30 15:42 | ◆つれづれ

『ウィ・ラ・モラ オオカミ犬ウルフィーとの旅路』

c0161046_0275731.jpg 表紙、口絵の写真、そして冒頭の数行に目を通し、ハートをつかまれた。

 生後3か月の、まだ体に丸みの残るオオカミ犬とともに、カナダ・バンクーバー島の森をヒッチハイクをしながら歩いた著者の、4か月の旅と心の記録。

 写真も文章も、しなやかで静かで淡々としていて、こちらの心にすっと入ってきた。

 丁寧に作られた完成度の高い本で、いろいろな中身がつまっている。

 深い森の世界の物語。

 森の中で成長していくオオカミ犬・ウルフィーと著者の物語。

 著者が大学時代から繰り返し訪れたカナダでの、豊かな旅の物語。

 深い自然とともに暮らす人々の、喜びと悲しみの物語。

 森と対話するようにして、自分を確かめていく著者の魂の物語。

 やわらかくて上質な透明感に満ちた物語に、自分の何かを洗い流してもらったように清々しい気分になれた。
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by chicorycafe | 2009-05-29 23:27 | ◆本 〜 日本

氷柱雪

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 和服に一つ紋を入れました。

 家紋帳にある図柄以外に「飾り紋」が用意されているのかと思っていたら

 デザイン画を持参するか、一般の家紋から選ぶかのいずれかだそう。

 竹、笹、蓮、稲穂、麻の葉、雪輪などから、さっぱりした柄を探していて

 結局「氷柱雪」に落ち着きました。

 できあがってきたのを最初に見た時は、意外に大きいような感じもしたけれど

 刺繍針でかたち作られたことを思うと、一針一針は気が遠くなりそうな細かさ。


 この一つ紋の出番は不祝儀の際にやってくるので、着る機会が訪れず

 たんすの底に眠らせておきたいと願う、微妙な着物です。
 
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by chicorycafe | 2009-05-28 19:00 | ◆つれづれ

『ザ・カップ 夢のアンテナ』

c0161046_2241219.jpg チベット寺院で修行中の少年僧たちが、サッカーW杯の中継を見ようと、高僧を巻き込んで奮闘する物語。

 ブータンとオーストラリアの制作なので、乾いた感じの美しい背景はブータンかと思っていたら、インドのヒマラヤ山麓という設定だった。

 やさしくてきれいな風景に、素朴で心地よい音楽に、大きな目で少年僧たちを見守る高僧に、いく度となく気持がなごむ。

 もちろんチベット問題も大切な要素ではあるけれど、思わず笑みがもれてしまう場面もあり、最後は僧侶の説法でおだやかに締めくくられる。

 見終わって、素直に、あぁ、いい映画だったな〜、と満足感に包まれた。


 やはりサッカーW杯をテーマにした作品で『アザー・ファイナル』という映画を思い出した。

 2002年日韓W杯の決勝の日に、世界最下位のチームを決める試合を行ったドキュメンタリーで、カードはブータン vs カリブ海のモントセラト。

 こちらも、のどかで心に残る作品だったが、それにつけても、サッカー人気が地球の隅々にまで浸透していることには、繰り返し驚く。


 さて、W杯よりレベルの高い欧州チャンピオンズ・リーグのファイナルまで、あと3時間弱となった。

 ほのぼのモードから戦闘モードにスイッチしなくちゃ。

 決勝戦って、ゲーム的にはおもしろくないことも多いですけどね… ^^;;
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by chicorycafe | 2009-05-28 00:58 | ◆映画 ~ アジア

フットボール・デー

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 今日はグーグルのトップページも、サッカー・モード。

 まずはキリンカップで日本がチリに快勝。

 長居スタジアムに足を運んだサポーターは、盛り上がったことでしょう♪


 そして未明には、本命・チャンピオンズ・リーグの決勝戦 @ ローマ。

 残念ながら我がアーセナルは、準決勝でマンUに破れてしまったので

 (ライブで観てたのに、がっくりのゲームでした… 涙 )

 アーセナルからの転校生? のいるバルセロナを応援します。


 タイで行われるサッカー賭博では、タイ人に大人気のマンUに賭ける人が多いと予想。

 マンUがバルサに負けて損しても、ドロボウや引ったくりしないでね。
 
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by chicorycafe | 2009-05-27 21:31 | ◆つれづれ

愛車に乗らない言い訳 ^^;;

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 私の愛車。

 今の家に越してきた時、シールを貼るようにいわれた(フレームの黄色い部分)。

 マンションの駐輪場に、居住者以外の自転車を置かないためらしい。

 シールに記入するのは、マンション名と部屋番号。

 これって他人に自宅を教えるようなもので、やだなーと思う。

 若い娘でもいたら、管理組合にかけ合うところだけど、娘はいないし、今使ってるのは夫だけだし、数年後には出て行く住民だから、黙ってるとしましょう…。
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by chicorycafe | 2009-05-27 01:12 | ◆つれづれ

『越後のBaちゃんベトナムへ行く』

c0161046_12435217.jpg 著者が長年暮らすハノイに、82歳で認知症のお母上(Baちゃん)を呼び寄せ、共に暮らす日々が綴られている。

 以前、朝日新聞にこの著者の同じ内容のコラムが掲載されていて、興味深く読んだが、短くまとめてあったので、「Baちゃん」のキャラクターがいまひとつ伝わってこなかった。

 その点本書は、新潟弁の「Baちゃん」のセリフが満載で、そのひとつひとつにとぼけた味わいがあって、つい頬がゆるんでしまう。

 「こっちは雪が降らんでいいのお」

 「屋根の雪も心配しねで、ほっけんどこでゆっくり休ませてもらってそう」

 「ああ幸せだのぉ。雪掘りの心配もいらねえ。メシの支度もいらねえ。誰に気兼ねもいらねえ。こうして『食っちゃ寝の化けモン』してられるてだが、ほっけ神経が休まるこたぁねぇの。あんまり幸せで・・バチが当たりそうだて」

 豪雪地帯で暮らしてきた働き者の日本女性なのだなー、と感動的ですらある。

 そしてこの「Baちゃん」、ベトナム人とも日本語で渡り合って、仲良しになってしまうのだから頼もしい。

 実際には「Baちゃん」の2度の手術や失踪? 事件、著者の病気など、大小さまざまなハードルが立ちはだかるが、それらの多くは控えめに書かれている。

 また、お年寄りを尊敬しいたわる習慣のあるベトナム人からの手助けは、日本の都会では得られないレベルのものだと思った。

 個人的にもっともずっしりと来たのは、もの心ついた頃から自己主張をしてきた私たち世代の人は、戦前の人である「Baちゃん」のような謙虚なお年寄りになれるのだろうか、ということ。

 きっと無理だろうな。少なくとも、私にはできそうにない。


 *『越後のBaちゃんベトナムへ行く』 小松みゆき・著 2B企画
  2007年6月刊 B6判 272頁 1400円 (本体\1334)
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by chicorycafe | 2009-05-26 14:56 | ◆本 〜 アジア

神保町でタイなひととき

 タイとその近隣国についてのおもしろそうな本を、いろいろ読みたいと思っている。

 行きつけ? の Amazon 書店では、そろそろ気になる本が入手できなくなってきた。

 そこで神保町へ。

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 有名な、というより知る人ぞ知る「アジア文庫」に、初めて足を踏み入れる。

 広くないスペースに並ぶ本は、ぜ〜んぶアジアの本!(当然ですが…)

 あ〜、ここで店番をしながら、商品の本を読めたら幸せだな〜。

 なんて思いながら求めた数冊については、後日アップします。

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 少し歩いて、靖国通り沿いのタイ料理店に引き寄せられてしまった。

 何か見えない糸で引っ張られたかのように。

 以前とは店の名前が変わったような気がするけど、マイペンライ。

 頼んだ「パッ・キーマオ」(ひき肉と野菜の辛い焼きそば)は

 火を吹くような辛さで、涙ぐみ、鼻をかみながら食べる。

 いよいよ辛さに弱くなってしまったわ〜 (TT)
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by chicorycafe | 2009-05-26 00:17 | ◆タイあれこれ

なぜ人気なの?

 昨日、レンタルDVDで観た映画がさっぱりで、口直し? のつもりで文庫本を開いた。

c0161046_20553211.jpg 『40 翼ふたたび』(石田衣良)は40歳の大人たちの物語。

 同じ著者の『4 TEEN』を2年ほど前に知人に借りて読んだ時は、14歳の少年たちがさわやかに描かれ、希望の持てる終わり方に好感をもった覚えがある。

 ところが、40歳バージョンは楽観的に過ぎると感じて、個人的にはダメだった(細部は考えさせられる部分もありましたが)。

 文庫になるくらいだから、人気のある本なのだろう。

 そこで腕組みして考える。

 1、日々のストレスが日本人のなかでミニマムではないか、というくらいの私が、楽観的でリアリティーないと思うのに、いったいどんな人が共感できるのだろう。

 2、それとも、たとえあり得ないようでも、希望に満ちた物語を必要としている人が、世の中には大勢おられるのだろうか。

 3、あるいは、さまざまな40歳ストーリーをなぞった最後に救いをみて、心が落ち着く本なのだろうか。
 
 謎である。人気の秘密を知りたい。
 
 せっかく夜更かしして読んだのに、映画のダメージから立ち直れないばかりか、頭の中がさらに疑問だらけになってしまった。

 それでも、気になる映画や本を次々と取り寄せることのできる日々には、すごく感謝している。まだまだ読みたい本が山のようにあって、幸せな悲鳴をあげてます。
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by chicorycafe | 2009-05-25 22:13 | ◆本 〜 日本