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カテゴリ:◆映画 ~ アジア( 13 )

『明日の記憶』

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 ご存じのとおり、若年性アルツハイマーと戦う夫婦のストーリー。

 おそろしくて、全身が縮み上がる思いでした。

 実際にこの病気とつき合っている同世代の方がおられることを、胸にしかと刻みます。
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by chicorycafe | 2009-10-09 01:17 | ◆映画 ~ アジア

『戦場にかける橋』

c0161046_2114179.jpg カンチャナブリーの戦争博物館で見た、目をそむけたくなるような写真の世界を想像していたら、良い意味で裏切られる。

 また、ロケ地はタイだとばかり思っていたのに、実際はスリランカだというのにも意表を突かれた。

 娯楽性すらあるこんな長編映画を、戦後10年ちょっとで作ってしまえるあたりに、戦勝国の余裕を感じる。

 それにしても小学生の頃の私は、この映画の主題歌にのって運動会の行進をしていたのか…。
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by chicorycafe | 2009-08-12 23:12 | ◆映画 ~ アジア

『ビルマの竪琴』

c0161046_23532846.jpg 1956年版はモノクロの映像。

 昨日1985年版を観ただけに、感想を書くのは難しいけれど、モノクロの持つリアリティーと兵士たちの表情に、作品の重みを感じた。

 戦後11年目にあたる53年前にこの映画を観た戦争経験者は、どんなことを感じたのだろう。

 南方の生い茂る森の中に、強い日射しが濃い影を落とす寺院の前に、鉄条網に囲まれた靄のかかる赤土の上に、素朴な竪琴の音色にのった男声コーラスが響く。

 埴生の宿、荒城の月、仰げば尊し、といったシンプルなメロディーが胸に染みた。
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by chicorycafe | 2009-08-06 23:44 | ◆映画 ~ アジア

『ビルマの竪琴』

c0161046_23531124.jpg 1985年版の方を観る。

 フィクションとは知りつつ、日本人の琴線に触れる物語に引き込まれた。

 タイに行く前に一度観ておけばよかったなー、と後悔する一方で

 学生時代にロードショーで観たはずだけど、今回の方が感激が大きくて

 年を重ねてよかったなー、としみじみ思うことができました。
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by chicorycafe | 2009-08-05 23:42 | ◆映画 ~ アジア

『劔岳 点の記』その2

 映画を観て一晩明けたら、昨日アップした感想だけじゃまずいなと思い、補足を何点か。

 原作は読んでいないけれど、ストーリーの物足りなさを類いない映像の良さで

 補った作品という印象が残った。劔は日本でもっとも絵になる山かもしれない。

 主役は測量士なので、アルピニズムはどこかに追いやられてしまっていた。

 でもアルピニズムを描くと、だいたい気恥ずかしい感じになるので、返って良かった。

 自分の経験した山とどこか違う、と思ったのは、金属音とナイロンなどの新素材を

 風が叩く音がしなかったせいだと気づく。

 急な雪渓をアイゼンもつけず(*)、地下足袋とわらじで登った出演者に敬意を

 表するとともに、音が違うと、登山の感じが全然変わって来るんだな、と思った。

 山頂のシーンでは、360度の展望が映し出されないため、盛り上がりに欠けたが

 現在の人工物だらけの山頂を思えば仕方ないと納得。

 ロケの厳しさは想像に難くなく、それらは作品によいかたちで現れたと感じる。

 俳優さんたちのよい演技には何度も唸らされた。

 一番山慣れした所作を見せたのは香川照之で、なかなかリアリティがあった。

 小島烏水役に仲村トオルというのは、個人的にはのけぞった。

 すばらしい映像に始まり、終わる映画、といったら監督に失礼だろうか。

 よくぞあそこまで撮ってくださった、というのが正直な気持かもしれない。


 *もう一度観たら、アイゼンはつけてました! m(__)m 音はしなかったけど。
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by chicorycafe | 2009-07-14 19:02 | ◆映画 ~ アジア

『劔岳 点の記』

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 映画館の大スクリーンで観て良かった!!

 本物以外で、こんなに大きな劔を見たのは初めてだし

 季節を変え、角度を変えして、劔のいろいろな表情を一度に目にしたのも初めて。

 今日はもう、つべこべ言うまい。

 圧倒的な山の迫力と、荘厳なクラシックと、当時のひたむきな日本人が

 ひとつの作品に盛り込まれている。それがすべてであり、それがすばらしく良い。

 もう一度映画館で観ようかな、と思うくらいだ。


 今日はびっくりするような偶然があった。

 102年前の今日・7月13日が、初めて劔岳に登頂した日であるらしい。
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by chicorycafe | 2009-07-13 23:07 | ◆映画 ~ アジア

『スラムドッグ$ミリオネア』

c0161046_17172210.jpg 久々にメジャーな作品を映画館で観ました。

 大きなスクリーンに内蔵まで揺れそうな音響、やっぱり劇場はよいですね。

 作品はわかりやすくて、2時間飽きることなく集中できるおもしろさでした。

 世界中で愛されるインド(を舞台とした)映画、という感じでしょうか。

 個人的には、同じボンベイならば『サラーム・ボンベイ』だな、と感じたのは、若い頃に観た映画だからかもしれません。

 『サラーム・ボンベイ』の哀愁に満ちた主題歌が耳の中で鳴り始めそうですが、この作品のソフトなインド音楽もとてもよかったです。

 インドの映画は、今後もじゃんじゃん観たい! と思いました。
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by chicorycafe | 2009-06-15 21:11 | ◆映画 ~ アジア

『ザ・カップ 夢のアンテナ』

c0161046_2241219.jpg チベット寺院で修行中の少年僧たちが、サッカーW杯の中継を見ようと、高僧を巻き込んで奮闘する物語。

 ブータンとオーストラリアの制作なので、乾いた感じの美しい背景はブータンかと思っていたら、インドのヒマラヤ山麓という設定だった。

 やさしくてきれいな風景に、素朴で心地よい音楽に、大きな目で少年僧たちを見守る高僧に、いく度となく気持がなごむ。

 もちろんチベット問題も大切な要素ではあるけれど、思わず笑みがもれてしまう場面もあり、最後は僧侶の説法でおだやかに締めくくられる。

 見終わって、素直に、あぁ、いい映画だったな〜、と満足感に包まれた。


 やはりサッカーW杯をテーマにした作品で『アザー・ファイナル』という映画を思い出した。

 2002年日韓W杯の決勝の日に、世界最下位のチームを決める試合を行ったドキュメンタリーで、カードはブータン vs カリブ海のモントセラト。

 こちらも、のどかで心に残る作品だったが、それにつけても、サッカー人気が地球の隅々にまで浸透していることには、繰り返し驚く。


 さて、W杯よりレベルの高い欧州チャンピオンズ・リーグのファイナルまで、あと3時間弱となった。

 ほのぼのモードから戦闘モードにスイッチしなくちゃ。

 決勝戦って、ゲーム的にはおもしろくないことも多いですけどね… ^^;;
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by chicorycafe | 2009-05-28 00:58 | ◆映画 ~ アジア

『めがね』

c0161046_22452123.jpg やっっっば〜い (>_<)

 南の島のゆったりしたリズムに、何の違和感もなく、すーっと入っていける。

 めがねをかけた私が、この島のどこかで登場人物を見ているかのような…。

 鳥のさえずり、波の音、風の匂い、雨の気配、朝や夕方の光を感じながら…。

 あーあ、日本の都会の生活に適応したつもりでいたのに・・・だめだ、こりゃ。

 これを観た忙しくてストレスフルな日々を送っている方々は、ふっとどこかへ連れて行ってもらえるような感激を味わえたことと思う。

 かたや夫は、映画を観終わるなり「こういうの、弱いんだよね」と数日前に煮ておいた「小豆」を食べ始める始末。

 確か『かもめ食堂』を観た後も「おにぎり」を食べていた記憶がある。

 とてもいい映画だったけれど、私たちにはもったいなかったか・・・?

 ヒット作だったらしいのに、つい先日までこの作品の存在さえ気づかなかったことも、大きな声では言えない。

 秋に小林聡美主演の、チェンマイを舞台にした映画『プール』が公開されるそうで、そこから知ったのだった。

 『プール』も観なくちゃ。かなり楽しみです。
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by chicorycafe | 2009-05-11 01:03 | ◆映画 ~ アジア

『季節の中で』

c0161046_2326380.jpg 原題は『THREE SEASONS』、ベトナムを舞台にした10年前の作品。

 4組の男女が、蓮の池に囲まれた古いお屋敷で、大雨の降る繁華街で、夜のサイゴンの歩道で、日ざしの照りつける街角で、出会ったり探したり待ったりしながら、それぞれが何となくリンクしていく。

 ベトナム戦争終結から二十数年、経済発展が始まり、街の様子も人々の暮らしや価値観も混沌とするベトナムの話だけれど、知らないうちに各登場人物に感情移入していた。

 場面を変えながら物語は静かに淡々と進み、セリフも多くない。

 それでも、余韻たっぷりのうちに観終えることができ、何かが心に深く刻まれた。

 白い蓮の咲き乱れる池や、無造作に束ねられた蓮のつぼみは、高貴でため息がでるほどの美しさ。

 ラストシーンの、白いアオザイに真っ赤な火焔樹の花の映像も、この女性と本を差し出す男性を反映していて、とてもきれいだった。

 アジアの良さが随所にいっぱい詰めこまれていて、雨音にさえグッとくる。こういうアジア映画っていいな〜、としみじみ…。

 以前ハノイで一度だけ味わった蓮の芳しい香りを、また嗅ぎに行きたい。

 帰国して1年が過ぎたためか、リアリティーの有無に関わらず、映画を楽しめるようになってよかった。
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by chicorycafe | 2009-05-03 00:51 | ◆映画 ~ アジア