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カテゴリ:◆映画 〜 タイ( 22 )

『カティの幸せ』

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映画『カティの幸せ』のDVD(写真左)は、今回楽しみにしていたことのひとつ。

原作の童話が何か国語かに翻訳されてヒットし

ちょうど1年前に映画化された作品で、作者はアピシット首相のお姉さまにあたる。

実は福岡でも上映されたのだけど、まだ引越して来る前のことだった。


タイ人のSさんが買っておいてくれたものを、帰国してからPCで自宅観賞する。

タイ語が聞き取れないので、原書の日本語訳(写真右)を読み直してからいざ再生。


まず映像がとてもきれいだった。

アユタヤの水辺の家や農村、海辺の家、バンコクのアパートやルンピニ公園まで

緑と水と宗教性の豊かな風景がまぶたに刻まれる。

主人公の女の子・カティは、悲しい事実に直面しながらも、まわりの人の愛情に

支えられ、大人と子どもの間を行きつ戻りつして、幸せの方に歩み寄っていく。

9歳の女の子の視点で進むためか、テイストはさわやかでハートウォーミング。


原作でも物語は淡々と進むが、映画の方はさらに場面場面の明暗に乏しいので

近年のはでな展開の日本のドラマに慣れている人には物足りないかもしれない。

普遍的なテーマが伝わってくる一方で、私もどこか淡白な印象をもった。


もしかしたらタイ人の方が、さり気ない場面や会話からさまざまなニュアンスを

感じ取って、ひとつの物語として完成させる能力に長けているのかも

と思ったり、タイとタイ人を理解しようとするのは、改めてむずかしい〜。

特に幸せや悲しみの捉え方、それらとのつき合い方など、私にはまだまだだ。


タイ的見どころはたくさんあって、その意味では退屈しない。

個人的に新鮮だったのは、良い暮らしをする人たちの、料理や食事の風景。

屋台でなくても、卵焼きを作る時に超大量の油を使うんだ〜!(@@) とか

家でもお行儀よく食べる人たちは、肘をついたりしないんだな、とか

9歳の子どもたちが3段重ねのお弁当〜??(スカスカに入ってたけど) とか・・・


主人公役のプローイちゃんは、セリフは少なめながらしっかりとカティを演じていた。

映画『チョコレート・ファイター』で主人公の子役を演じていた時とは

また違う感じで、何ともかわいらしかった。短い前髪もキュート!
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by chicorycafe | 2010-02-08 18:10 | ◆映画 〜 タイ

『チョコレート・ファイター』

c0161046_16225374.jpg 日経の映画紹介で珍しく5つ星がついているのを見て、DVDになるのを楽しみにしていた。

 主役のジージャーちゃん、愛らしい童顔に細っこい体で男どもを次々に倒していくさまは、まさに痛快! かわいかっこい〜い!

 スタントなしというアクションは、思わず素に戻って、役者さんたち大丈夫かしら、と思ってしまうほどハラハラドキドキした(実際にけが人が出ていたもよう)。

 でもストーリーや細部については、アクション映画をあまり観ない私としては微妙。少なくとも、個人的ツボであるタイらしさにはあまりヒットせず。

 ジージャーちゃんは、映画のなかだけでなく、実生活でも病気のお母さんを助けるために仕事をしているそうで、その点がタイ度100%に思えた。

 ともあれ、女性主役のアクション映画として、一見の価値はあるかもしれない。

 
 *そういえば、主人公ゼンの子ども時代を演じていた女の子のひとりが『カティの幸せ』の主役のプローイちゃんだったような気がしてならない・・・うーん、多分間違いないと思います。
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by chicorycafe | 2009-09-28 16:55 | ◆映画 〜 タイ

『少年義勇兵』

c0161046_1152712.jpg 「チャイヨー!」(万歳)と叫びながら、銃を構えて飛び出していくタイの少年志願兵の姿を、ある種の驚きをもって見つめてしまった。

 少年兵たちは愛国心や兵士のモットーなどを叩き込まれるものの、国王のお名前は一度も出てこない。

 1941年12月にタイに上陸してきた日本軍と、少年兵を含むタイ軍との8時間にわたる戦闘(史実らしい)とそれまでの少年兵の生活を描いた作品だが、監督は青春映画と位置づけているようだ。

 実際、いろいろな角度から観ることができる作品ではないかと思う。

 私自身まだ消化、反芻の途中ながら、これまで知らなかったタイの一面に触れることができた。

 全体的にタイらしさがあるような、ないような…、戦闘シーンにえぐい感じはあるけど少々緊張感に欠けるような…、14〜17歳のタイの少年は実際にはもっとずっと幼く見えるような…、タイ軍の死者10名、日本軍の死者200名で、タイが白旗を揚げるのがわからないような…。

 反戦映画というわけでもなく、誰の正義も描かれておらず、戦争に関してはちょっととらえどころのない感じがタイ映画なのかな、とも思う。
 
 その一方で、見終わった後に清々しい気持になるのも確かで、少年たちの健闘を讃えたくなった。

 「現代の自分の幸せしか考えないタイの若者に、自分を犠牲にして国のために戦ったかつての少年たちの存在を知らせたかった」という監督のコメントがすべてだろうか。

 少年の口をつく、あれほどたくましい「カップ・ポム」(Yes sir)は、初めて聞いた。
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by chicorycafe | 2009-09-21 18:17 | ◆映画 〜 タイ

『プール』

c0161046_17325618.jpg ずっと封切りを楽しみにしていた映画で、さらに数日前に撮影場所がバーン・ロムサイだと聞いて、さらに期待度が急上昇。

 そんな期待に十分応えてくれる、良い映画だった。

 ゆったりとした映像と音に浸かっていると、疲れていない私の脳みそまでジワジワとやわらかくほぐされて、タイマッサージを受けた後のような気分の良さ。

 小林聡美ともたいまさこシリーズの『かもめ食堂』と『めがね』(本作品と監督さんがちがうけれど…)の、おにぎりと氷あずきにあたるのは、今回何といってもタイの郊外の音。

 鳥のさえずり、牛や豚のいななき、大きな葉っぱが風にパラパラいう音、これらがもう、たまらなくいい〜。

 バーン・ロムサイの敷地内の、リゾートホテルほど人工的な手入れがされていないナチュラルなトロピカル加減が絶妙なのだ。

 オープン・リビングも見るからに居心地良さそうで、ここを訪れて気に入った人が映画にしたくなって作られた作品かと思うほど。

 ほかに個人的ツボとしては、小林聡美や加瀬亮のタイ語の声調が良かったり、バナナを揚げる油にバイ・トゥーイの葉を入れることを知ったり、クレジットに『タイの屋台図鑑』などでおなじみの岡本麻里さんの名前を見つけたり・・・(以下自粛)。

 最初から最後まで、ずっと夢中で楽しむことができた。


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 このコミックは、映画のために書き下ろされたという。

 スクリーンでは、タイの空気感の存在が大きいけれど、こちらは母と娘の物語をじっくり読むことができる。

 各場面の背景や小物まで、イラストが映画とほとんど同じなので、それらを追うのも楽しい。

 ただし。タイの少年・ビーくんは、実物の方がずーーーっと可愛かったよー!
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by chicorycafe | 2009-09-14 18:29 | ◆映画 〜 タイ

『花と兵隊』

c0161046_23473022.jpg 雨の上がった渋谷のシアター・イメージフォーラムはガラガラだった。

 ほとんど貸し切りのような贅沢さで、太平洋戦争後にタイに残った日本人未帰還兵のドキュメンタリー映画を観る。

 終戦記念日を前に、このところ戦争体験者のインタビューをテレビで毎日のように目にしている。

 しかし日本に戻った元兵隊さんと、タイで暮らすことを選び(選ばざるを得なかった)南国の景色にとけ込んだ元兵隊さんの感じは、大きく異なっていた。

 登場する6人の未帰還兵は誰も、タイ独特の雰囲気のなかで癒されることもあったものと思う。

 その一方で戦後60年以上経っても癒えることのない部分も当然ながら存在し、そこに監督のストレートな質問が飛ぶシーンでは、こちらも息を詰めて返事を待った。

 全体的には淡々とおおらかな空気が流れ、取材時には20歳代だったという監督の若々しさを、いろいろな部分に感じる作品だった。

 個人的には、根を下ろすことになったタイという国への思いを、もっと聞きたいようにも思う。

 インタビューの合間に何度か映る、蓮の花の表情が印象に残った。
 
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by chicorycafe | 2009-08-11 00:51 | ◆映画 〜 タイ

『トムヤムクン』

c0161046_2243410.jpg 実はトニー・ジャーの映画を観るの初めて。

 殴る、蹴る、打つ、壊す、燃やす系には、ふだんあまり縁がないのだけれど、知人に勧められてDVDで観賞した。

 象とともに暮らすタイのきれいな田舎町と、シドニーのダウンタウンという、ふたつの舞台が対照的でおもしろい。

 トニー・ジャーのアクションも、文句なくよかった。

 知人のいうとおり、観るべき映画でした。


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 さて、この映画を作ったのは、プラッチャヤ・ピンゲーオ監督(写真右)。

 『マッハ』や最新作の『チョコレート・ファイター』の監督でもある。

 写真左は、『アタック.ナンバーハーフ』をつくったヨンユット・トンコーントン監督。

 何度見比べても、私には見分けがつきません…。
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by chicorycafe | 2009-07-10 23:08 | ◆映画 〜 タイ

『七夜待』

c0161046_20403551.jpg 本ブログにマイナス・イオンを感じてくださっているという何人かの方には申し訳ないのですが・・・

 今日はゴメンナサイ、毒を吐きそうです。

 「それはならぬ」という方は、どうぞまたの機会にお越しくださいませ〜 m(__)m

    ◇

 さて、この『七夜待』、良い話を聞かなかったので映画館には行かずに、DVDのレンタル開始を待っていました。

 評判いまいちなのはなぜなのか、自分の目で確かめてみようと。

 果たして内容は・・・

 89分間見ているのがつらかったです〜。

 タイ人の描き方に問題があるのかと思っていましたが、それは一部。

 監督の思いが伝わって来ないし、あり得ないことだらけで、どん引きに次ぐどん引き。

 ワナワナ・・・イライラ・・・シラー・・・

 ・・・開き直って、お尻ボリボリボリ。


 でもステキなシーンもありました。

 タイの自然の景色と音のみの場面。特に最後の運河はよかったです。

 また、タイ人同士のタイ語でのやり取り(字幕あり)もしっくりきました。

 それらを差し引いても、こんなにストレスのたまる映画は初めてでしたが、自分で確認できたことには、満足いたしました ^^;;

 
 話はかわり、昨年の今ごろは「タイ式☆シネマパラダイス」というタイ映画際が六本木で行われてましたが、今年は開催されないようですね。

 昨年、三度足を運んでみたら、毎回ガラガラでしたからね〜・・・うーん、残念です。
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by chicorycafe | 2009-05-25 00:12 | ◆映画 〜 タイ

『セルラー・シンドローム』

c0161046_1901582.jpg TSUTAYAでみつけて何となくレンタルしてみた。

 携帯電話の動画流出をめぐるサスペンス映画(またはホラー映画・あんまりコワくはない)。

 物語はなかなかおもしろく、退屈することなく見終えられた。

 日本語の字幕もあったはずなのだが、日本語の吹き替えで始まったので、そのまま観てしまったのは大失敗 (>_<)

 声優さんのセリフ回しが、欧米の映画の吹き替えの時と同じで、タイ映画にはそぐわないように思えた。

 また、タイ映画って、必ずトイレが出てくるのがおもしろい。それも結構インパクトのある場面として。

 誰か統計をとって、タイ映画とトイレの関係を解説してくれないかなぁ、と思う。
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by chicorycafe | 2009-04-10 19:24 | ◆映画 〜 タイ

『サバイディー・ルアンパバン』

c0161046_2256288.jpg 昨夏にラオスとタイで上映された映画。

 ずっと観たいなーと思っていたところ、バンコクのDVDショップから取り寄せることができた。

 SAL便での送料込みで 1260円!

 店に在庫がなくて何度も買いつけ? にでかけてくれたらしく、ひと月半かかったのはご愛嬌ということで… ^^

 映画は、バンコク在住のカメラマンと、ラオス人ガイドの女の子のラブストーリー。

 ラオス語の音声にタイ語の字幕で、どうなることやらと思ったけれど、映像を追うだけでも話の筋は理解できた。

 タイのイケメン俳優・アナンダー(実はラオス・オーストラリアのハーフ)と、ラオスの新人女優・カムリ−ともに、画面の花になっている。

 そして、二人の背景のきれいなこと。

 舞台がパクセー、ビエンチャン、ルアンパバンと、どこも個人的に懐かしく、それぞれの美しい景色に見入ってしまった。

 人も物も情報も少ないラオスの落ち着きのなかにどっぷりと浸かり、エンディングで、あ〜、東京ってビジーだわー、と我に返った。

 *英語のタイトルは Good Morning Luang Prabang
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by chicorycafe | 2009-04-02 23:24 | ◆映画 〜 タイ

『アーカー・プー・ナーラック』

c0161046_23113427.jpg タイトルは「アカのかわいい子」。アカとは山の民・アカ族のことだ。

 昨日アカの映画を観て、こちらの映画を思い出した。昨年末にバンコクのDVDショップで、店のお兄さんにすすめられたもの。

 再生してみたら、ところどころアカ族の音声が聞こえ、タイ語の字幕が入っている。

 こりゃお手上げだと思いながら画面を追っていたら、最後のところで「アカのかわいい女の子」が古い写真を掲げて、アカ語で涙ながらに何か訴えている。

 いかん。言葉を理解しないことには、内容がひとつもわからない…。

 よし、と思い立って、字幕のタイ語をノートに写し、辞書片手に1時間。

 女の子の涙の訴えの理由は、何とな〜くつかめた。娯楽映画のつもりで買ったのに、話はアカ族の哀しい風習に及んでいた。

 展開は意外だったけど、詳しく理解できたら、もっとおもしろく観られそう…。

 アカ語の音声にタイ語の字幕なんて絶望的に思えたけど、時間をかけるなら、すごく良い勉強になりそうだ。折りをみて、少しずつ訳していくことにしよう。

 この主人公の女の子だけれど、はつらつとしていて、とてもかわいい。日本人にも見えるなぁと思っていたら、キャスト紹介のところに、日本の名字が書いてあった。
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by chicorycafe | 2009-02-07 23:34 | ◆映画 〜 タイ