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『タイのこころ』

c0161046_2313438.jpg 久々に硬い本を読んだなぁ、という感じ。

 翻訳部分が大半を占めているわりに文章は読みやすいのだが、いかにせん内容が硬く、活字の上を目が何度滑ったことか。

 しかも30年以上前に出版された本で、タイ人と仕事を介してつき合ったことのない私には、想像の域を出ないところがほとんどだった。

 何とも薄い読書だと思いつつも、読み終えられたのは、「そう、そう!!」と膝を叩く箇所がいくつかあったからかもしれない。

 タイ人と日本人は似ているところもあって、いい関係になれたと幻想を抱くこともあるけれど、この本が教えてくれるような歴史や背景に目を向けると、こりゃ期待しちゃいかんな、と思わされる。

 もっとも傑作だったのは「タイの役人の汚職は実にきれいだ。どこかの国とちがって、金を積めば、約束を守ってくれるので気持いい」というくだり。

 残念ながら汚職に絡んだ経験はないけど、なるほどな、と思った。そして、やっぱりタイ人はつき合いやすいかも、と、この本で読みながら微妙に開いたタイ人との距離が少し縮まる気がした。
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by chicorycafe | 2008-09-07 23:39 | ◆本 〜 タイ