ニースにあるマティスのつくった教会を一瞬思い出したけど、ここはラオスのいなか町・サワンナケート。
タイから行くと毎回、歩きやすい歩道があるだけで感激してしまう。
ほこりっぽいが、道が碁盤の目状に通っていてわかりやすい。
旅行者の足はトゥクトゥクがメイン。でも小さな町なので、歩いて回れる。
町の中心部。
メコン川の向こう、タイのムクダハーンの町よりずーっとずーっとほのぼのしている。
右側通行の道路には、車が通りが途絶える瞬間がたくさんある。車よりバイクの方がまだ多いかもしれない。
高校生もバイクに2人乗り、3人乗りで通学しているようだ。
この写真の手前にはインターネット・カフェがあり、ちゃんと日本語も使うことができた。
こういうフランスのいなかにありそうな建物は、タイにはないんだな〜(なくても全然いいけれど)。
このカフェはわりと最近できたらしく、どのガイドブックにも載っていなかった。
お客さんは、店の外のテーブルに欧米人カップル1組がいただけでちょっと不安だったが、入ってみる。
注文したサラダとステーキとデザートのランチセット(1000円強)は、料理もパンもバターも、最後に注文したカフェもとてもおいしかった。
タイのいなか町には絶対ないと断言できる洋食のレベルはさすが!(タイにはなくても全然いいけれど)。
立派なステンレス製のカトラリーが使われているのもうれしい。そんなこと、もちろんタイではありえない(タイ人、食器の大切さに気付いて〜)。
メコン川のほとり集まってきた高校生がシン(巻きスカート)をはいているのがとても新鮮。
タイとは意匠も着方も微妙に異なるラオスの巻きスカート。タイではどんないなか町でも、若い人はもうはいていない。唯一、お寺で姿を見かけるくらいだろうか。
日本人が着物を着なくなったのと同じように、タイ人も着崩れしやすい巻きスカートから離れていくのはよくわかる。
でも何十年も経って、日本人が少しずつ着物を見直しているように、タイ人もいつか巻きスカートを取り戻すんだろうな。
いつのまにかタイの話しになってしまった…!
ラオス人はタイ人とよく似ていると言われる。確かにそうかもしれないけれど、ラオス人はタイ・3/4、中国・1/4のようなイメージだ。
タイ人より色白で、少しふっくらしていて、若干小柄(これは誰似?)、かなりシャイで物腰がやさしい。ホスピタリティーは人によりけりで、なかには冷たーい印象を受ける人もいた。清潔度はやや中国寄り、色彩感覚はタイよりやや地味目…。
タイ語が通じ、タイ・バーツが使え、文字はタイ語にかなり近く、タイ語のテレビ放送も複数あるラオスだけれど、やっぱりタイ人にとっては外国なのだろうと思う。