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ホーチミンを歩く

 日が暮れたころ、雨の降るホーチミンの空港に着いた。約10年ぶり、2度目のベトナムは、相変わらずの活気だけれど、前より洗練されたかな、という印象だ。でも大粒の雨が落ちる夜では何もわからなかった。

 ベトナム戦争当時の本を読みながら寝たら、サイゴンが爆撃され、陥落していく夢の途中で夜中に目が覚めた。とどろきわたった爆撃音は、どうやら部屋に隣接したボイラーかなにかの音だったらしい。古いホテルは思わぬ落とし穴がある。

 ホーチミンには歩道というありがたいものがあるので、今日は街を歩き回ることにした。主だった観光地は以前見ているし、今回はホーチミンの今を感じられればよい。

 昼間の日差しに照らされた街は、やはりこの10年で、ワントーンかツートーン明るくなっている気がした。道路と道に面したお店が整備され、走る車やバイクが立派になり、人々の服装もきれいになって、確実にあか抜けている。そして、以前は街全体が発展に向けて全速力で突っ走っていた印象だったが、現在はその速度がいくらかゆっくりになっていると感じた。

 昼過ぎに急に雨がサーと落ちてきてからは、降ったり止んだり、時々狂ったような暴風雨になったり、という天気だった。暴風雨でない時の雨は、バンコクより日本に近い降り方だ。ホーチミンはバンコクよりずっと南にあるのに、バンコクより少し過ごしやすい。雨が降っても傘をさす人はほとんどおらず、雨宿りを決め込むか、ビニールの合羽を着て徒歩やバイクや自転車で移動する人が大勢いるのは、バンコクにはない風景だ。

 街の中心地には、おしゃれなお店がいっぱいできていた。もともとがコロニアルな街だから、モダンでしゃれたお店が違和感なく風景にとけ込んでいる。10年前には米軍の置きみやげ?を並べた店ばかりが目に入ったが、今はそんなものどこにもない。むしろフランスの置きみやげを思わせるような、洗練されたショーウィンドウが目を引く。

 何年か前から、ベトナム旅行のコンテンツに雑貨を買うことがあげられていたが、これは今も健在のようだ。日本人の若い女の子が目の色を変えて、安くてかわいい雑貨を選んでいる。実際品物のレベルと価格とのバランスがすばらしく、この値段なら買っても良い、と思わせるものがずらりと並んでいる。ひとつのお店に「買ってよし」が10こも20こもあるので、逆に購買意欲が減退するほどだ。

 今日は5,000円ほどを両替して、高級ホテルでブランチを食べ、絵はがきと切手を5組、ししゅうとビーズのバッグを3つ、ししゅうの小物入れを10こ、ティーバッグ2箱、カマンベールチーズ1缶を購入し、2回フレッシュジュースを飲んで、まだバッグがひとつ買える額が余った。
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by chicorycafe | 2005-10-23 00:04 | ◆旅 〜 タイとその周辺