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バンコク・ノーイ運河

 ワット・プラケーオ(エメラルド寺院)の近くの船着場で、友人とロングテール・ボートをチャーターし、バンコク・ノーイ運河に向かった。

 チャオプラヤー川を小さな船で進むと、ほかの大きな船の立てた波に揺さぶられ、カフェオレ色の水しぶきが容赦なくかかる。そのたびにキャーキャー言ってるうちに、船は本流をはずれて運河に入った。

 しばらくは大きな流れだが、早速左右には水上家屋が現れたり、手こぎボートに乗った水上物売りがやってきたりする。バナナをひと房20Bで買うと、船頭用にビールはどうだ、と言ってきたが、いらないと断った。

 そのうちに小さな流れの方に折れると、そこはボートを移動手段とする運河生活の世界。水上家屋からは運河に向かって階段がつくられ、各家ごとの船着場があり、家の後ろはジャングルのような緑が生い茂る。

 うわー、バンコクのはずれにこんな世界があったとは! そして、昔のバンコク市内も、運河が張りめぐらされてこんな景色だったのかしら…。すれ違う船もいなくなった。以前読んだ宮本輝の小説『愉楽の園』で描かれている運河の場面が、イメージとして重なる。

 時間の流れもその場の空気も、まるで別世界。どこかへトリップしてしまったような、不思議なひとときはあっという間に過ぎ去り、再び現実のチャオプラヤー川に出た。

 帰宅し地図を見て気付いた。クルーズがショート・カットされてる!! きーっ!

 船頭にビールをけちったせいか??

 いつかリベンジせねば。
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by chicorycafe | 2007-02-03 01:17 | ◆旅 〜 タイとその周辺